高校での法教育授業 弁護士 野口敦子
2014/01/27
1月10日に法教育授業の講師として加古川北高校に行きました。これは、文科省から研究開発学校の指定を受けた加古川北高校の方から兵庫県弁護士会法教育委員会に昨年度から要請があり、1年に1度数名の弁護士が派遣されるもので、私は昨年度に引き続き行かせていただきました。
授業の内容は、ある法律的紛争を含む架空の事例について、生徒さんには3者に分かれてもらい、当事者役は自分たちに有利な言い分、裁判官役(又は調停役)は判決(又は調停案)を考えてもらうというものです。事例説明の日、生徒さん同士の検討の日、発表・解説講義の日というように何日かに分けて行われます。
昨年度の事例は、自動車の瑕疵担保責任という弁護士の間でも意見が分かれる難しい事例でしたが、今年度は比較的生徒さんになじみやすい「学校に持っていたギターを踏まれて壊された」という事例でした。
私は今年度は発表・解説講義には行かないのですが、生徒さん(高校1年生)の中には純粋で素朴だけれど実は法律的に鋭い発言をされる方もいるので、今年度もどのような発表をされるのか楽しみです。
弁護士 野口敦子(兵庫県弁護士会明石支部)