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福知山市花火大会の爆発事故について(2)  佐藤健宗

2013/08/22

 標記の爆発事故で、共同通信と京都新聞から電話での取材を受けました。本日(8月22日)の神戸新聞の朝刊には私の名前でコメントも出ています。ただし紙面の関係上、コメントは要約されて極めて短くなっているので、このブログで補足しておきます。

 私が取材で述べたことの第1点目は、花火大会の施設の配置上の問題点です。特に夜店と観客の動線や見物席の配置上の注意です。今回の事故は、夜店のバックヤードでガソリン給油をしようとしたが、そのすぐそばに多数の観客が花火を見物するために集まっていたことが要因の一つです。夜店の側からすれば、店の裏側で作業をすれば夜店に来た客から離れているので安全という感覚があったのかもしれませんが、結果的には多数の見物客にガソリンをかけてしまったのです。これが夜店の裏側には見物客はいない、または離れているという配置になっていれば、結果は全く違ったことになっていた可能性があります。花火大会の際の配置については、過去に花火それ自体が暴発して観客席に飛び込み、大きな被害が出たことがあります。そのような事故を受けて、花火を打ち上げる際には保安距離をとらなければなりません。しかし夜店については、それほど危険なものという評価がなく、動線や観客席との配置についてほとんど考慮されてこなかったといえるでしょう。

 私が指摘したことの2点目は、ガソリン携行缶についての指導・助言です。今回の爆発の原因となったガソリン携行缶それ自体には消防法上の問題点はなさそうですが、①炎天下に数時間放置されたこと、②キャップを開ける前に空気抜きをすべきであるのにそれをしなかったことが爆発事故の重要な要因になっているようです。おそらく夜店ではガソリンを燃料として利用する店は少なくないと思います。それらの夜店に対して、携行缶の取扱についてより一層の指導・助言が必要であると思います。少なくとも今後の夜店にかかわる事故の防止のために、主催者及び地元の消防局は適切な指導を行うことが必要だと考えます。

 昨日の取材では、賠償問題についても質問を受けましたが、それは次のブログで。

(追記)

ガソリン携行缶の危険性や取扱上の注意については、消防庁から下記の注意事項が公表されています。私が指摘したことはそれほど的外れでもなさそうです。

 

「福知山市花火大会火災を踏まえたイベント会場等におけるガソリンの貯蔵・取扱い時の留意事項

http://www.fdma.go.jp/info/2013/20130820-1.pdf 」

 

 

弁護士 佐藤健宗(兵庫県弁護士会明石支部)

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